編集長コラム

障害者スポーツのおもしろさを求め、現場へ

第14回 18歳の日本代表選手が示唆したもの

 2010年サッカーW杯では"サムライブルー"が国外開催の大会では初めてベスト8に進出しました。さらに今年の女子サッカーのW杯では"なでしこ"が並みいる強豪を倒し、初優勝に輝きました。こうした日本代表の実績もあいまって、日本では「サッカーのW杯」はオリンピックに並ぶ人気を誇っていますね。では、記念すべき第1回大会が日本で開催されたサッカーのW杯があることを皆さんはご存知でしょうか。実は今から4年前の07年、電動車椅子サッカーのW杯が日本でその歴史をスタートさせたのです。

 電動車椅子サッカーは、その名の通り、電動車椅子を使って行なうサッカーです。電動車椅子の前の足元の部分には、フットガードが取り付けられています。プレーヤーは手やアゴなどでコントローラーを操作して車椅子を動かし、フットガードに直径32.5センチのボールを当てながらゴールを狙います。1チームは4名(フィールドプレーヤー3名、ゴールキーパー1名)で、バスケットボールのコートを使用して行なわれます。スピード感があり、とてもエキサイティングな競技です。

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写真:今年11月、第2回W杯がフランスで行なわれた




伊藤 数子(いとう かずこ)

挑戦者たち編集長
/NPO法人STAND代表理事

新潟県生まれ。1991年に車いす陸上を観戦したことがきっかけとなり、障害者スポーツの振興に携わるようになる。未来に向けて次代の選手・ファンを拡げていくために、障害者スポーツのスポーツとしてのおもしろさを伝えるウェブサイト「挑戦者たち」、障害者スポーツ競技大会のインターネットライブ中継「モバチュウ」、障害者スポーツ体験会などの事業を企業・団体と協働で展開している。2012年ロンドンパラリンピックでは日本選手たちの挑戦を伝えるウェブサイト「The Road to London」を開幕1年前に開設した。著書に「ようこそ、障害者スポーツへ -パラリンピックを目指すアスリートたち-」(廣済堂出版)など。

ロンドン2012パラリンピック 日本選手たちの挑戦 「The Road to London」

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