編集長コラム
障害者スポーツのおもしろさを求め、現場へ
2013.02.06 [「Wendy-Net」(合人社計画研究所)]
■すべての人が好きなスポーツをする社会へ
寒さも本格化して、いよいよウインタースポーツのシーズンインです。障害者スポーツアスリートたちも海外にどんどん遠征を始めました。
日立ソリューションズという企業には障害者のスキー部があります。2010年のバンクーバーパラリンピックの金メダリストなど、世界トップクラスの選手を擁する名門スキー部です。その中にはチェアスキーといって、スキー板の上に椅子のようなものがついていて、座って滑ることができるクラスもあります。日立ソリューションズの受付では、選手たちの勇姿をビデオで紹介しています。
ある日、この会社を訪ねた女性が受付に申し出ました。「このビデオを譲っていただけませんか?」。話を聞くと、女性には車いすのお子さんがいて、家にこもりがちなのだそうです。いろいろなところに連れて行こうとしても、なかなか外出したがらない。「こんなスポーツがあるなんて知りませんでした。上半身だけで、こんなに力強く滑ることができて、そして世界で戦っているなんて、本当にすごい。息子にこれを見せたらきっとスポーツをしたいと言うと思うんです。それはスキーじゃなくていい。何でもいいから、何かしたいって言ったら、私はどこにだって連れて行きます」。・・・・
このつづきは >>「Wendy-Net」(合人社計画研究所)でご覧ください!
〈この内容は2013年1月15日月刊Wendy第284号、および「Wendy-Net」(ともに合人社計画研究所)に掲載いただきましたものです。〉