編集長コラム
障害者スポーツのおもしろさを求め、現場へ
2013.11.01 [伊藤数子「障がい者スポーツの現場から」]
第37回 ボランティアを"する側"と"される側"という図式の存在
10月12~14日の3日間に渡って、「スポーツ祭東京2013」の一環として行なわれた全国障害者スポーツ大会(全スポ)。NPO法人STANDでは、東京都と協働でインターネットでの動画配信を行ないました。今回の配信事業の目的は、もちろん障害者スポーツの普及拡大ということが挙げられます。しかし、私にはもうひとつの目的がありました。
(写真:編集スタッフとして全スポを支えた石渡康大さん<右>)
「ボランティア」――日常に溶け込んでいるたこのワードに対して、皆さんはどんなイメージを持っているでしょうか。頭の中に浮かぶボランティアに携わる人には老若男女、さまざまな人がいることでしょう。しかし、その中に障害を持っている人もいるという人は、そう多くはないと思います。いえ、皆無に近いと言っても過言ではないかもしれません。なぜなら「障害者=ボランティアをされる側」、「健常者=ボランティアをする側」という関係が、無意識のうちにできあがってしまっているからです。そしてそれは崩れることのない上下関係になっていることも少なくないのです。
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