編集長コラム
障害者スポーツのおもしろさを求め、現場へ
2013.12.02 [伊藤数子「障がい者スポーツの現場から」]
第38回 外への第一歩に――動画配信の価値
わたしたちSTANDでは、これまでさまざまな障害者スポーツの大会の動画配信を行なってきました。いつも難しさを痛感するのは、動画配信の価値をどう生み出すか、というものです。それを明確にすることで、効率的に認知、普及の拡大につなげていきたいと考えています。そこで、今年10月に行なった「スポーツ祭東京2013」の全国障害者スポーツ大会(全スポ)での動画配信では、多くの競技が同時進行していることもあり、それぞれの競技の特徴、出場者、配信のターゲットなどにあわせて、組み立てました。
全スポの目的は以下のように掲げられています。
<大会の目的は、パラリンピックなどの競技スポーツとは異なり、障がいのある人々の社会参加の推進や、国民の障がいのある人々に対する理解を深めることにある>
したがって、普段から競技をしており、その成果を試すために出場する選手もいれば、日常的にはスポーツをしておらず、参加すること自体が目的という出場者もいます。ですから、必ずしも全競技全試合が生中継に適しているかというと、そうではないでのす。そこで、競技や出場者ごとに、伝えるにふさわしい視点、伝えたいターゲットを絞り、組み合わせることにしました。
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