編集長コラム
障害者スポーツのおもしろさを求め、現場へ
2014.01.06 [伊藤数子「障がい者スポーツの現場から」]
第39回 消えかけている!? 東京パラリンピックの存在
いよいよあと2日で2014年、ソチオリンピック・パラリンピックの年を迎えます。現在は日本代表選手が続々と決定しており、徐々にムードが高まっているといったところでしょう。24日にはソチパラリンピックの代表選手が正式発表されました。今回は3競技15名の選手が出場する予定です。そして、代表選手の発表とともに、嬉しいニュースがあります。ソチパラリンピック期間中、スカパーが24時間の専門チャンネルを開設し、生中継を含む全競技を放送するのです。これは日本のパラリンピック史上、初めてのこと。新しい時代の幕開けと言っても過言ではありません。
(写真:日立ソリューションズからは5名の代表選手がソチパラリンピックに出場する)
12年ロンドン大会以前、日本ではパラリンピックの報道は、テレビも新聞も大変少ないものでした。ですから、パラリンピックの認識を持っている人も少なく、それ以前に開催されていること自体、あまり知られていませんでした。
実は、私はこのスカパーの番組のお手伝いをさせていただいているのですが、スカパーで放映されるというところに、大きな意味を持っていると考えています。今やプロ野球やメジャーリーグ、Jリーグをはじめ、国内外の多くのスポーツがスカパーで中継されています。そんなスポーツに注力しているスカパーで24時間放送されるということは、パラリンピックがスポーツなんだということを世の中に知らせているからにほかなりません。つまり、視聴者が「パラリンピックってスポーツなんだ」と、知る機会になるということなのです。
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