編集長コラム
障害者スポーツのおもしろさを求め、現場へ
2014.12.01 [伊藤数子「障がい者スポーツの現場から」]
第50回 世界へ発信!「オリンピック・パラリンピック」の愛称
昨年9月に2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催が決定して以降、「パラリンピック」という言葉が多く聞かれるようになりました。テレビのニュースで報道する際も、新聞や雑誌に掲載する際も、「2020年東京オリンピック」ではなく、「2020年東京オリンピック・パラリンピック」となっています。「パラリンピック」という言葉を聞き、文字を目にすることで、「パラリンピック」の認知度は確実に高まりました。しかし、「オリンピック・パラリンピック」というのは、言うのも書くのもどうも長い。そこで提案です。「オリンピック・パラリンピック」を総じて呼べる愛称をつくるというのはいかがでしょうか。
11月25日に日本財団パラリンピック研究会が発表した「国内外一般社会でのパラリンピックに関する認知と関心」の調査結果報告によれば、日本では「パラリンピックを知っている人」は、98.2%にのぼります。つまり、国民のほぼ全員が知っているのです。「パラリンピック」を連呼し、知ってもらうことに注力した時代は終わったと言っても過言ではありません。そうであるならば、例えば「オリンピック」を「五輪」としたように、「オリンピック・パラリンピック」の愛称をつくり、誰でも簡単に言ったり書いたりすることができれば、と思いついたのです。
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