編集長コラム
障害者スポーツのおもしろさを求め、現場へ
2016.05.02 [伊藤数子「パラスポーツの現場から」]
第67回 障がいは、「人」にあるのではなく「社会」にある。
大型連休を間近に控えた4月20日、車椅子バスケットボールの交流イベントが東京都内の小学校で行われました。
2020年の東京パラリンピック開催が決まって以来、車椅子バスケットボールだけでなく多くのパラスポーツの体験や交流イベントが実施されています。
イベント名は「内閣総理大臣杯争奪第44回日本車椅子バスケットボール選手権大会応援プロジェクト障がい者アスリート交流キャラバン」。5月3~5日に東京体育館で行われる「日本車椅子バスケットボール選手権」を目前に控えた選手たちとのふれあいを通じて、広く競技を知ってもらうことが目的です。
会場となった小学校の体育館には、1年生から6年生まで94名が勢揃い。選手達の登場を「まだかな」と待ちわびていました。
交流キャラバンには、シドニーパラリンピック車椅子バスケットボール元日本代表キャプテンの根木慎志さん、車椅子バスケットボールチーム「NO EXCUSE」から大嶋義昭選手、湯浅剛選手、村上慶太選手、池田貴啓選手の合計5名が参加しました。
根木さんたちが車いすで体育館に入ってくると「おお、かっこいい!」と声が上がります。「車椅子バスケットボールってなんだろう」とわくわくしている子ども達を前に、まずは選手達がパフォーマンスを披露しました。2対2でのミニゲームでは、自在に車いすを操ってパスを回してシュート! 子ども達は自然に応援の声を上げていました。
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