編集長コラム
障害者スポーツのおもしろさを求め、現場へ
2016.10.03 [伊藤数子「パラスポーツの現場から」]
第72回 日本、わたしたちのパラリンピックへ向けて
リオで開催されたパラリンピックに行ってきました。閉会式に参加していると、いよいよ4年後は自分たちの国に来ることが、実感として湧いてきました。
今回のリオパラリンピックで最もメダルを多く獲得したのは中国でした。金107個、銀81個、銅51個、計239個を獲得しています。2位のイギリスは金64個、銀39個、銅44個、計147個。この圧倒的な数字は中国の強化がうまくいった証左でしょう。
しかし、会場に来ていた中国のメディア数が少ないと感じました。一部報道でも、国営メディアが中国選手の活躍を国内に伝えないことへの批判が取りあげられていました。
選手は試合を終えるとミックスゾーンと呼ばれる場所を通って会場を後にします。ここはメディアが選手と接触してインタビューを行える場所です。ここで中国の選手を呼び止めてインタビューする中国メディアが極端に少ないと感じました。
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