編集長コラム

障害者スポーツのおもしろさを求め、現場へ

第78回 もうひとつのワールドカップをご存じですか?

2014年「もうひとつW杯」ブラジル大会、3位決定戦のポーランド戦(2014年8月24日)。日本代表イレブンの集合写真。

 昨年春、日本障がい者サッカー連盟が設立されました。日本サッカー協会の呼びかけで7種類の障がいのある人のサッカー競技団体が集い、立ち上がりました。切断障がい、脳性麻痺、精神障がい、視覚障がい、聴覚障がい、電動車椅子、そして知的障がい、この計7つの団体です。
 日本だけでなく世界各国にこうした障がい者サッカーの団体があります。見えない、走れないなどの障がいがあってもサッカーがしたい。世界中にそういう気持ちを持ったサッカーを愛する人がいる証左です。

 先日、知的障がい者サッカー連盟理事長の天野直紀さん、同理事の斎藤紘一さんにお会いしました。天野さんが知的障がい者サッカー連盟に関わるようになったきっかけは、2006年のW杯の試合をビデオで見たことでした。選手たちのプレーは、ひたむきで純粋。汚いところやずるいところのないサッカーにすぐに魅了されたと言います。斎藤さんもしかりです。

*注1)次回2018年はW杯開催国ロシアの都合もありスウェーデンで開催される。

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伊藤 数子(いとう かずこ)

挑戦者たち編集長
/NPO法人STAND代表理事

新潟県生まれ。1991年に車いす陸上を観戦したことがきっかけとなり、障害者スポーツの振興に携わるようになる。未来に向けて次代の選手・ファンを拡げていくために、障害者スポーツのスポーツとしてのおもしろさを伝えるウェブサイト「挑戦者たち」、障害者スポーツ競技大会のインターネットライブ中継「モバチュウ」、障害者スポーツ体験会などの事業を企業・団体と協働で展開している。2012年ロンドンパラリンピックでは日本選手たちの挑戦を伝えるウェブサイト「The Road to London」を開幕1年前に開設した。著書に「ようこそ、障害者スポーツへ -パラリンピックを目指すアスリートたち-」(廣済堂出版)など。

ロンドン2012パラリンピック 日本選手たちの挑戦 「The Road to London」

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