編集長コラム
障害者スポーツのおもしろさを求め、現場へ
2017.09.01 [伊藤数子「パラスポーツの現場から」]
第83回 ボランティアスタッフが活躍して、共生社会へ
前回の小欄で取り上げたスーパーラグビーや、東京マラソンなどの大きなスポーツイベントの運営に、今やボランティアスタッフは欠かせない存在となっています。それは私たちSTANDが行う様々なイベントでも同様です。
事前の準備や当日の力になるのはもちろんのこと、現場にいるからこそ私たちの目が届かない様々なことに気付いて、情報を持ち込んでくれたり、アイディアや改善点を出してくれます。その積み重ねでイベントは回を重ねるごとに良くなっていって、より幅広いサービスが可能になっています。
2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、東京都と大会組織委員会が発行した「東京2020大会に向けたボランティア戦略」によれば、大会ボランティアと都市ボランティアを合わせて9万人以上を組織する計画が発表されています。ボランティアへの興味、気運も高まっており、応募者数は募集人員の数倍になると見込まれています。
STANDでは15年から「ボランティアアカデミー」という事業を行っています。13年、2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催が決まった後、STANDのオフィスに多くの電話がかかってきました。「パラリンピックのボランティアをしたいがどうすればいいのか」「募集までに身に付けるべきことは」など、熱心な問い合わせばかりでした。
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