編集長コラム
障害者スポーツのおもしろさを求め、現場へ
2019.04.01 [伊藤数子「パラスポーツの現場から」]
第102回 パラスポーツイベント真っ盛り
以前、このコラムで紹介した「渋谷運動会」が3月21日、東京都渋谷区・広尾高校体育館にて行われました。このイベントの詳細については改めて、じっくりとお伝えします。
さて、2020年の東京パラリンピック開催を控え、全国各地ではパラスポーツ関連のイベントが盛んに行われています。私たちSTANDでも様々な地域で、いろいろな方たちと協力してパラスポーツや新しい気付きのためのスポーツ体験イベントを実施しています。また、全国の自治体や学校でもそうしたイベントの開催が増えています。
イベント後には来場者からの「面白い」「すごい」「かっこいい」という感想をよく耳にします。ひと昔前は、障害のある人がするスポーツがあることも知られていなかったり、耳にしたことがあったとしても「リハビリ」のイメージが強かったりしました。その時代と比べると、イベントを見て「面白い」「すごい」などの感想を持ってもらえること自体に隔世の感があります。
しかし、気になることがあります。来場者も主催者も「パラスポーツを見る、知る、ふれあい、体験」することが、イコール「共生社会につながる」と単純にパッケージとして捉えてしまっていないか、ということです...。
このつづきは >>二宮清純責任編集「SPORTS COMMUNICATIONS」サイトでお楽しみください!