編集長コラム

障害者スポーツのおもしろさを求め、現場へ

第104回 異なる人を集める名人、中原新太郎さん


シンポジウムの様子 先日、研究・イノベーション学会、映像情報メディア学会等主催のシンポジウムに参加しました。タイトルは産官学民連携シンポジウム「アート、デザインとICTテクノロジーのクロスプロデュースによるイノベーションと東日本大震災からの8年間を振り返って~」です。


 実行委員長の中原新太郎さんからお声がけをいただき、もちろん、「参加します」と即答。しかし、その後、シンポジウムのタイトルを改めて見直してみて、少し不安に......。


 中原さんから「そもそもプロデュース研究会だから。異なる人が集まるからこそ何かが産まれる」といったようなお言葉をいただき、シンポジウムに参上しました。当日、中原さんはご自身の地域の様々な活動の中でのいきさつから、障害のある人は災害時には"お荷物"としか認識されないという危機感を覚えて、私のことが思い浮かんだとおっしゃいました...。


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伊藤 数子(いとう かずこ)

挑戦者たち編集長
/NPO法人STAND代表理事

新潟県生まれ。1991年に車いす陸上を観戦したことがきっかけとなり、障害者スポーツの振興に携わるようになる。未来に向けて次代の選手・ファンを拡げていくために、障害者スポーツのスポーツとしてのおもしろさを伝えるウェブサイト「挑戦者たち」、障害者スポーツ競技大会のインターネットライブ中継「モバチュウ」、障害者スポーツ体験会などの事業を企業・団体と協働で展開している。2012年ロンドンパラリンピックでは日本選手たちの挑戦を伝えるウェブサイト「The Road to London」を開幕1年前に開設した。著書に「ようこそ、障害者スポーツへ -パラリンピックを目指すアスリートたち-」(廣済堂出版)など。

ロンドン2012パラリンピック 日本選手たちの挑戦 「The Road to London」

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