編集長コラム
障害者スポーツのおもしろさを求め、現場へ
2019.12.12 [伊藤数子「パラスポーツの現場から」]
第110回 「支援する事業」の違和感
じっとしていたら出会うはずのない方とお目にかかれる機会は、本当にありがたく思っています。その場をつくってくださる方に感謝でいっぱいになります。例えば会合や講演などですが、実はその際に違和感を覚えることがあります。それは「パラスポーツを支援している伊藤さん」、「障害者をサポートしているSTANDさん」と紹介していただくことです。「あれっ?」という違和感です。
支えている、支援している、サポートしている--。私をご紹介いただく際にこうした言葉がすっと自然に出てくるのは、障害のある人は弱い立場だから支援やサポートが必要で、伊藤やSTANDはそれを行っている人やNPO法人という認識だからでしょう。
私はパラアスリートやパラスポーツのことを支援もサポートもしていません。そう言っていただくのはおこがましい、申し訳ないと感じます...。
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