編集長コラム
障害者スポーツのおもしろさを求め、現場へ
2020.09.01 [伊藤数子「パラスポーツの現場から」]
第119回 コロナの夏、スポーツの現場の話を聞きまくり
新型コロナウイルスで外出も人と話す機会も激減したこの夏、スポーツでつながる友人と近況を話しました。ひとりはゴルフのレッスンに通っている友人。10名くらいのグループレッスンで、練習場で一列に並んで打っているところにレッスンプロの先生が回ってきてアドバイスをする。そのレッスンでこんな光景を目にしたそうです。
座って休憩していると、隣の打席から女性が話しかけてきました。「私、他の曜日のレッスンにしようかな」「午後のコースは暑いかな」「日曜日は用事があってダメなの」と、とりとめのない話ばかり。しばらく観察していると、その女性は休憩している人を見つけては話しかけに行くんだそうです。
私が「その人は練習しているの?」と聞くと、「練習は本当に少しだけ。先生が回ってきそうなときだけ」と友人。お喋りと、少しだけの練習ですが、毎週レッスンに通っているんだそうです。その女性はウエアはばっちりキマッテいる、と友人は付け加えました。
カープ女子の私ですが、今年はスタジアムに行けません。5000人という狭き門を突破した広島在住の友人に、「スタジアムの様子を細かく見てきて」と依頼しました。
大声での声援や鳴り物が規制されていて客席からの音がないので、これまで聞こえなかった音が聞こえるそうです。ピッチャーの雄叫び、ミットに収まるボールの音、バットの折れた音。ときにはデッドボールが当たる音も...。
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