編集長コラム

障害者スポーツのおもしろさを求め、現場へ

第127回 eスポーツを知るため「あつ森はスポーツか」について考えてみた

写真:えちごや@筆者のスポーツ部屋。©Nintendo さて「eスポーツを知る」を標榜して、かれこれ4カ月、あつ森(あつまれどうぶつの森)を続けています。

 そんな中、引き続き抱いている疑問があります。「あつ森はスポーツか(eスポーツか)」についてです。分解すると「eスポーツはスポーツか」、「あつ森はeスポーツか」そして「あつ森はスポーツか」という疑問です。難しそうです。そもそもスポーツとは、と掘り下げていくと諸説あり、話が難しくなることは必至です。そこで、まずは「スポーツってなんですか?」といろんな人に聞いてみようと思い立ちました。それにあつ森を当てはめて考えてみてはどうだろうか、というわけです。

 では、早速、いろんな人の「スポーツとは」を紹介しましょう。

●「スポーツとは身体を動かすこと。そして、練習してうまくなる楽しさや人と交流する楽しさが大切。健康にもいい。あつ森に当てはめてみると、『人と交流できる』『魚釣りがうまくなるのが楽しい』はスポーツに当てはまるのではないかと思う」(40代・会社員)

●「諸説あるようですが、スポーツの語源の本来の意味から『気分を転じさせる』『気を晴らす』といった精神的な『移動』や転換に変化し、その後『義務からの気分転換・元気の回復』が一義的な意味になったという説が有力です。で、勝手な解釈でスポーツ≒気分転換とすれば、あつ森もeスポーツです」(50代・介護職員)

●「スポーツは、基本身体を動かすこと。指先だけだからeスポーツはスポーツとは言えない」(30代・会社員)...。


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伊藤 数子(いとう かずこ)

挑戦者たち編集長
/NPO法人STAND代表理事

新潟県生まれ。1991年に車いす陸上を観戦したことがきっかけとなり、障害者スポーツの振興に携わるようになる。未来に向けて次代の選手・ファンを拡げていくために、障害者スポーツのスポーツとしてのおもしろさを伝えるウェブサイト「挑戦者たち」、障害者スポーツ競技大会のインターネットライブ中継「モバチュウ」、障害者スポーツ体験会などの事業を企業・団体と協働で展開している。2012年ロンドンパラリンピックでは日本選手たちの挑戦を伝えるウェブサイト「The Road to London」を開幕1年前に開設した。著書に「ようこそ、障害者スポーツへ -パラリンピックを目指すアスリートたち-」(廣済堂出版)など。

ロンドン2012パラリンピック 日本選手たちの挑戦 「The Road to London」

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