編集長コラム
障害者スポーツのおもしろさを求め、現場へ
2021.05.13 [伊藤数子「パラスポーツの現場から」]
第127回 eスポーツを知るため「あつ森はスポーツか」について考えてみた
さて「eスポーツを知る」を標榜して、かれこれ4カ月、あつ森(あつまれどうぶつの森)を続けています。
そんな中、引き続き抱いている疑問があります。「あつ森はスポーツか(eスポーツか)」についてです。分解すると「eスポーツはスポーツか」、「あつ森はeスポーツか」そして「あつ森はスポーツか」という疑問です。難しそうです。そもそもスポーツとは、と掘り下げていくと諸説あり、話が難しくなることは必至です。そこで、まずは「スポーツってなんですか?」といろんな人に聞いてみようと思い立ちました。それにあつ森を当てはめて考えてみてはどうだろうか、というわけです。
では、早速、いろんな人の「スポーツとは」を紹介しましょう。
●「スポーツとは身体を動かすこと。そして、練習してうまくなる楽しさや人と交流する楽しさが大切。健康にもいい。あつ森に当てはめてみると、『人と交流できる』『魚釣りがうまくなるのが楽しい』はスポーツに当てはまるのではないかと思う」(40代・会社員)
●「諸説あるようですが、スポーツの語源の本来の意味から『気分を転じさせる』『気を晴らす』といった精神的な『移動』や転換に変化し、その後『義務からの気分転換・元気の回復』が一義的な意味になったという説が有力です。で、勝手な解釈でスポーツ≒気分転換とすれば、あつ森もeスポーツです」(50代・介護職員)
●「スポーツは、基本身体を動かすこと。指先だけだからeスポーツはスポーツとは言えない」(30代・会社員)...。
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