編集長コラム

障害者スポーツのおもしろさを求め、現場へ

第128回 東京パラリンピック、中止に伴う損失?

写真:イメージ このところテレビや新聞など多くのメディアで東京オリンピック・パラリンピック(以下、オリパラ)開催の是非が大きな話題となり、「開催すべき」「中止か延期だ」と議論が起きています。こうした中、最近、よく聞かれます。「パラリンピックが万が一中止になったときの損失はどれくらいなんでしょうか?」と。

 何度もそう聞かれているうちに、大事なことに気づきました。

 もちろん開催中止となれば、出場予定選手やその周囲の方々、大会関係者、スポンサー、観客など、各方面に計り知れない大きな損失があることが想像できます。しかし、損失ばかりに目が行ってしまう傾向に私は違和感を覚えたのです。

 2013年に東京でのオリパラ開催が決定してから、「障がいのある人がスポーツをする」ことへの理解は劇的に変化しました。

「障害のある人は、我々と別の世界にある」というかつての感覚は、パラスポーツを知り、見ることによって徐々に変わりました。それまでは...。


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伊藤 数子(いとう かずこ)

挑戦者たち編集長
/NPO法人STAND代表理事

新潟県生まれ。1991年に車いす陸上を観戦したことがきっかけとなり、障害者スポーツの振興に携わるようになる。未来に向けて次代の選手・ファンを拡げていくために、障害者スポーツのスポーツとしてのおもしろさを伝えるウェブサイト「挑戦者たち」、障害者スポーツ競技大会のインターネットライブ中継「モバチュウ」、障害者スポーツ体験会などの事業を企業・団体と協働で展開している。2012年ロンドンパラリンピックでは日本選手たちの挑戦を伝えるウェブサイト「The Road to London」を開幕1年前に開設した。著書に「ようこそ、障害者スポーツへ -パラリンピックを目指すアスリートたち-」(廣済堂出版)など。

ロンドン2012パラリンピック 日本選手たちの挑戦 「The Road to London」

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