編集長コラム
障害者スポーツのおもしろさを求め、現場へ
2021.10.07 [伊藤数子「パラスポーツの現場から」]
第132回 東京パラリンピック終了。いよいよ試されるときに突入!
パラリンピックの開催期間中、「共生社会」や「多様性」という言葉を多く見聞しました。しかし、パラリンピックが直接、多様性や共生社会を連れてくるかと問われれば、答えはノーです。それを承知しているからこそ、パラリンピックの報道は、競技を伝えるだけでなく「共生社会」や「多様性」への道筋をつけていました。様々なアプローチによって"意味づけ"が行われていたと感じました。
国際パラリンピック委員会(IPC)は、パラリンピックの価値として、勇気(Courage)、強い意志(Determination)、インスピレーション(Inspiration)、公平(Equality)の4つを掲げています。
「勇気」と「強い意志」は出場選手に関わる事柄で、障害が個人にあることを前提とし、そのうえで障害をネガティブなこととして捉え、「出場者は勇気と強い意志を持ってここまで来た」ことを価値としています。そして...。
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