編集長コラム
障害者スポーツのおもしろさを求め、現場へ
2021.11.02 [伊藤数子「パラスポーツの現場から」]
第133回 パラ終了後の虚しさ? 嘆くことなかれ、動けばいい
先日、久しぶりに電動車いすサッカーチーム・金沢ベストブラザーズの練習を見学してきました。新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、これが約3カ月ぶりの練習です。練習中断期間には、運動ができなくなり廃用症候群で体が動かなくなった選手もいたと聞きました。
練習に参加したのは選手5名に監督、コーチ、審判、アシスタント、見学者を含めて13名。電動車いすは個人所有とチーム所有を合わせ10台あり、マイマシンを持てない人や初心者にも貸し出しています。
同チームの監督は城下歩さん。弱冠28歳の熱血漢。その上、理論派でもあります。監督の熱い思いのこもった(少々長めの・笑)ミーティングの後、いよいよ練習が始まりました。コートの中には笑顔が並び、練習ができる喜びに満ち溢れていました。
ボーン、キュキュッとコートに響く音を聞きながら、「ワッ、は、速い! (前とは動きが)違う」と思わず口に出していました。私がこの競技を最後に見たのはいつだったのだろう、と考えていると城下監督が「そやろ」と声をかけてきました。「何が違うんですか?」と問うと...。
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