編集長コラム
障害者スポーツのおもしろさを求め、現場へ
2022.03.09 [伊藤数子「パラスポーツの現場から」]
第137回 寅年生まれの「挑戦者たち」。こうして始まりました。
もうすぐ北京パラリンピックが開幕します。さて、パラリンピックの開催時期になると、頭に思い浮かべることがあります。それは大会が与える、ある"効果"についてです。
先日、車いすを使用する知人とこんな話になりました。
「パラリンピックもパラスポーツもどちらかというと好き。パラリンピックは毎回テレビで観て応援しています。しかし、この時期になると、"あなたはスポーツをしないんですか?"と半ば責められるように、あるいは懐疑的に質問される。私はスポーツを観るのは好きだけど、するのは苦手です。パラリンピックが盛り上がると、どうして障害がある人はスポーツをするべきと思う人が増えちゃうんだろう。障害の有無に関係なく、スポーツを好きな人も嫌いな人もいると思うんですよ」
そういえば、電動車いすに乗っている知人からはこんな話も。外出先で「もっと頑張って手漕ぎに乗れるようになれ!」と励まされ、「ひどく落ち込んだ」というエピソードでした。
パラリンピックでの高いパフォーマンス、選手の躍動や輝きを見ると...。
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