編集長コラム

障害者スポーツのおもしろさを求め、現場へ

第141回 "カープ女子"、久々の広島遠征

写真:イメージ ついに行ってまいりました。マツダスタジアム!
 3年ぶりの生観戦に胸を躍らせて広島へ向かいました。

 もちろん、スタジアムに出かけるときからカープの流儀に従います。つまり前泊したホテルの部屋からユニフォームを着て出かけるのです。ここ広島では、家からユニフォームを着て出かけるのが常識だからです。初めて見た時はびっくりしましたが。例えば東京ドームではあまり見られない光景です。観客はユニフォームをバッグに入れて持ち込み、会場に入ってから着替えるパターンが多いように感じます。

 出発の際、フロントの方に「私の分も、応援お願いします」と声をかけられました。そういえば前日お好み焼きをご一緒した方々にも「わしらの分の応援もたのんます」と言われたような。自分が応援に行かなくても、行く人に託す。ここ広島ではそれが普通じゃけん。

 駅前を通ると、売店の人も、お買い物している人もみんな思い思いのユニフォームを着ています。数年前、広島市役所におじゃました折(カープの試合開催日)、職員の方々もユニフォームを着てお仕事をしていました。

 駅前からスタジアムまでの道のりは...。


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伊藤 数子(いとう かずこ)

挑戦者たち編集長
/NPO法人STAND代表理事

新潟県生まれ。1991年に車いす陸上を観戦したことがきっかけとなり、障害者スポーツの振興に携わるようになる。未来に向けて次代の選手・ファンを拡げていくために、障害者スポーツのスポーツとしてのおもしろさを伝えるウェブサイト「挑戦者たち」、障害者スポーツ競技大会のインターネットライブ中継「モバチュウ」、障害者スポーツ体験会などの事業を企業・団体と協働で展開している。2012年ロンドンパラリンピックでは日本選手たちの挑戦を伝えるウェブサイト「The Road to London」を開幕1年前に開設した。著書に「ようこそ、障害者スポーツへ -パラリンピックを目指すアスリートたち-」(廣済堂出版)など。

ロンドン2012パラリンピック 日本選手たちの挑戦 「The Road to London」

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