編集長コラム
障害者スポーツのおもしろさを求め、現場へ
2023.05.09 [伊藤数子「パラスポーツの現場から」]
第151回 「もっと大会が必要だ!」久々の観戦で感じた大会開催の意義
4月8日、横浜F・マリノスカップ第18回電動車椅子サッカー大会に行ってきました。練習や体験会にはおじゃましていますが、試合を観戦するのは、かなり久しぶりのことでした。もちろん、私は金沢ベストブラザーズの応援。チームは石川県から、会場のある神奈川県藤沢市へ総勢19名で乗り込みました。
全身の中で、指先だけがほんの少し動く牧野勇樹選手(マッキー)。コロナで3年間練習がほとんどできなかったので、さらに可動域が減ってしまったといいます。そこで、そのわずかな動きでマシンを操作できるように、複雑に工夫を凝らした手づくりの操作レバー。マッキーはこれで戦います。
当日の体育館は気温が低く、スタッフはマッキーの指先をカイロやドライヤー、マッサージで温めます(写真)...。
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