編集長コラム

障害者スポーツのおもしろさを求め、現場へ

第157回 障害は、その人を象徴する特徴ではない

20231101.jpg 去る10月22日から28日まで、中国・杭州にてアジアパラ競技大会が開催されました。大会は44カ国・地域の選手が参加、22競技が実施されました。日本選手団は監督、コーチらを含めて430人で編成。車いすテニスや卓球など一部競技の優勝者は、来年のパリ・パラリンピック出場権を獲得しました。

 さて、この大会をご存じの方はどのくらいいたのでしょうか。

 2年前、東京パラリンピック開催中は、パラスポーツを見聞きし、触れる機会が多くありました。

「見た見た」

「すごかった」

「かっこよかった」

「激しかった」

「エキサイティングだった」

「戦略的だった」

「感動した」

 私は様々な感想を耳にしました......。


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伊藤 数子(いとう かずこ)

挑戦者たち編集長
/NPO法人STAND代表理事

新潟県生まれ。1991年に車いす陸上を観戦したことがきっかけとなり、障害者スポーツの振興に携わるようになる。未来に向けて次代の選手・ファンを拡げていくために、障害者スポーツのスポーツとしてのおもしろさを伝えるウェブサイト「挑戦者たち」、障害者スポーツ競技大会のインターネットライブ中継「モバチュウ」、障害者スポーツ体験会などの事業を企業・団体と協働で展開している。2012年ロンドンパラリンピックでは日本選手たちの挑戦を伝えるウェブサイト「The Road to London」を開幕1年前に開設した。著書に「ようこそ、障害者スポーツへ -パラリンピックを目指すアスリートたち-」(廣済堂出版)など。

ロンドン2012パラリンピック 日本選手たちの挑戦 「The Road to London」

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