編集長コラム
障害者スポーツのおもしろさを求め、現場へ
2024.08.01 [伊藤数子「パラスポーツの現場から」]
第166回 中村さんの宝石箱 ~ユニバーサル野球・無限の進化~
7月の暑い土曜日。東京都立鹿本学園(東京都江戸川区 堀江浩子校長)で夏祭りが開催されました。ここは身体・知的障害のある児童生徒が通う特別支援学校です。この日は朝から、家族連れが次々と集まり、中には浴衣の子どももいました。笑顔あふれる光景が広がります。
この夏祭りの一角にユニバーサル野球のコーナーが設置されました。誰もが自由に参加でき、バッティング体験を楽しむことができるようになっています。
ユニバーサル野球とは特許取得している本物の20分の1のサイズ(5メートル四方)の野球場です。堀江車輌電装株式会社(東京都千代田区 堀江泰代表)の中村哲郎さんが発明しました。堀江車輌電装は、障害者雇用に積極的に取り組んでおり、中村さんは、インクルーシブ教育・インクルーシブスポーツイベントを担当しています。
ある日、野球好きの重度障害の児童が、中村さんに「ぼくも野球がやってみたい」と話しました。元高校球児の中村さん、居ても立ってもおられず社長に直訴、製作へと道が拓けたのです......。
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