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2010.12.24 [アスリート情報]
スポーツニッポンフォーラム 初の障害者アスリート受賞・大日方邦子
「スポーツ選手として表彰されて、本当に嬉しい」開口一番、大日方選手はそう語った。
スポーツニッポン新聞社主催「第15回スポーツニッポンフォーラム」が12月15日に都内ホテルで開催され、その中で「FOR ALL 2010」の表彰式が行われた。日本を元気づける顕著な働きをした個人または団体に贈られるこの賞に、グランプリの大相撲横綱・白鵬、体操の内村航平と並び、今年新設されたハートフル賞にパラリンピックアルペンスキーメダリストの大日方(おびなた)邦子(電通パブリックリレーションズ)が輝いた。このフォーラムでの障害者アスリートの表彰は初となる。
大日方選手は1994年リレハンメルからバンクーバーまで、冬季パラリンピックに5回連続出場し、合計10個のメダルを獲得。今年日本代表を引退した。今後は国内の大会に出場しながら、後進の育成にあたる。授賞式では「多くの人に支えられた18年間の現役生活のご褒美をいただいた。次は私が支える側になりたい」と語った。
また大日方選手のお祝いに、司会者のみのもんたが駆けつけ、祝辞を述べた。障害者スポーツのメディアの露出がほとんどない現状で、TBS「みのもんたの朝ズバッ!」ではさまざまな障害者スポーツを日常的に伝え続けている。この日は、「大日方さんがこの賞に選ばれたことは、日本文化が一歩も二歩も進んだということだと正直に思う」と語った。